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GTV (ビデオマガジン) : ウィキペディア日本語版
GTV (ビデオマガジン)[じーてぃーぶい]
GTV(ジーティーブイ)とは、ゲームのビデオ(ビデオマガジン)とそのレーベルである。GTVはゲームテックビデオの略称。渡辺浩弐が編集長を務めており、いずれも株式会社F2が制作した。
== CBSソニー時代 ==
CBSソニーから1988年2月から1989年4月まで発行されていた時代は月刊のVHSで発売され、15号まで発刊した。価格は1980円。毎月21日の発売だったが、8号のみ26日発売。1号から4号は30分で、5号は60分、6号以降は45分であった。
内容は、当時の家庭用ゲームの新作紹介や攻略法の特集が主で、ソフィというバーチャル司会者が進行を務める。このソフィというキャラクターは、当時話題だったCGキャラクター『マックス・ヘッドルーム』を参考にして作られ、人形をビデオエフェクトでCGっぽく映像処理をして表現されていた。ソフィーの声とゲーム紹介ナレーションは声優本多知恵子。この他にもゲームメーカーを紹介するメーカーズファイルやコントコーナー等もあり、ミスターX(竹内宏彰)、インドマン(多田野貴裕)といった、ゲーム名人のキャラクターを出演させたりとバラエティー色が強い内容であった。
紹介するゲームソフトはファミリーコンピュータPCエンジンが主となっており、たまに海外ソフトやMSXやPCソフト等も紹介されていた。当時のセガの家庭用ハードのマークIIIメガドライブに関しては、ソフトの貸し出しがなされず扱われなかった。また、ゲーム産地直送便というコーナーでは、解説役にゲームクリエイターを招いて期待の新作ソフトをピックアップで紹介したり、メーカーのクリエイターや広報が出演して自社のハードやソフトを紹介する特報枠もあり、毎号エンドロールのINDEXでは、その号に紹介したソフトに対してビデオの製作スタッフによる一口コメントも添えられてた。
ゲーム紹介コーナーの他にも、「ふぁみこんと」という、ワッショイ劇場の劇団員がゲームキャラをシュールなギャグで演じるコーナーや、ミスターXの弟子という設定でおかまキャラの歌舞伎町シスターズが登場したり(実際はワッショイ劇場の劇団員が演じていた)、メーカー広報を集めての覆面座談会などカルトな企画も多数あった。最終号では、みうらじゅんカーツ佐藤が野球ゲームを紹介するコーナーに出演している。また、ビデオケースのレーベルカバーの裏側には、「でんのお倶楽部」という新聞風の連載記事が毎号掲載されていたが、公式に発表していない隠し要素的な扱いであった為に知らなかった人も多かったと思われる。
発行途中には本誌とは別枠で「裏GTV」というものも作られた。これは通常販売はされておらず、前述の「ふぁみこんと」のコーナーにハガキでネタを送って採用された人のみにプレゼントとして送られたもので、際どいネタや非公認ソフト等の紹介を収録していた。
1989年に、増刊号として『GTVプロフェッショナル スーマリ3究極マニュアル』『GTVプロフェッショナル ファミスタ'88究極マニュアル』などの攻略ビデオ、『ナムコ究極マニュアル』『コナミ究極マニュアル』といったメーカー特集号も発売された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「GTV (ビデオマガジン)」の詳細全文を読む



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